219
今日は仕事終了後にさっきまで坂東亀寿さんの誕生パーティー
久々に逢う面子もちらほら
楽しかったな
今日のメンバーばかりではなく、浅草橋の仲間達やゴールデン街、神楽坂近辺の連中にしても、気の許せる人達との絆と云うのはいい物だね
安心する
ささくれて渇いた心を癒して、潤して貰える
やっぱり、そう云う幾つかの拠り所に支えられてるから、僕は荒んだこの世界で辛うじて何とか生きて行けてるんだな
その人達が居なかったら、僕は生きていないだろう
全ての仲間達に「有難う」
感謝
愛を込めて花束を
| - | - | - | - | - |
218
一昨日は、歌舞伎座での歌舞伎公演の昼夜の間に目黒の祐天寺へお参りに
と、言うのも来週の日曜日、国立劇場大劇場に於ける吾妻徳穂十七回忌追善・三世宗家・七代目家元襲名披露記念舞踊会の昼の部にて、日本舞踊吾妻流の家元を襲名される中村壱太郎さん事吾妻徳陽さんと清元「色彩間刈豆」を勤めるからだ
徳陽さんの累で僕は与右衛門を演じる
与右衛門はこれで三度目だが、毎回、必ず祐天寺詣では欠かさない
お坊さんにお経を唱えて貰ってお守りを頂き、累塚にもお参りして一安心出来たので、後はこれから徳陽さんと息が合う様にきっちりと稽古を合わせて行くのみだ
彼とは今までに歌舞伎で何度か組んだ事が有るのでコンビネーションはあまり心配していない
また、三世宗家、二代目吾妻徳穂を襲名されるお母様とも色々と踊らせて貰っている
お祖父様の坂田藤十郎兄さんには普段から可愛がって頂いているし、お父様の中村翫雀の兄さんにも公私共にお世話になっているので、少しでも御恩返しが出来る様に、冷血な鉄面皮っ振りで新家元の徳陽さんを惨殺する姿を披露したいと思っている
今回は改めて中村梅玉兄さんにアドヴァイスを頂いた
だが、その前に今週の日曜日にはやはり、国立劇場大劇場での藤間流藤盛会東京支部舞踊会、昼の部にての長唄「助六」を素踊りで踊る
この「助六」は常磐津、清元、河東節等々、様々な曲で演奏されるが、僕は中でも長唄のが一番好きだ
だから、今回も長唄で素踊りでお目に掛ける事にした
先ずは明後日、その下浚い
| - | - | - | - | - |
216
今期のドラマは「ゼロの真実〜監察医・松本真央〜」が面白い
武井咲さん以外にも僕の好きな橋爪功さん、でんでんさんや生瀬勝久さん、佐々木蔵之介さん、尾美としのりさん、六角精児さん、小松和重さん、モロ師岡さん達がいい味の演技で盛り上げてくれるので毎回、ワクワクしながら観ている
水沢エレナさんも綺麗だよね
毎回、ゲストも豪華だし
今晩は終演後に山崎咲十郎さん、市川荒五郎さん達と飲みに行くので、今日の最終回はハードディスクに録画して後日、観るのを楽しみにする
後は「アラサーちゃん無修正」は生々しさがシニカルに笑える
「孤独のグルメ・シーズン4」も忘れちゃいけない
これまでのシーズンもずっと毎回、欠かさず観続けているが、松重豊さんが美味そうに食べる姿は深夜には目の毒だよ
昨晩の回も江戸川橋で一人飯した後に飲みながら観ていたけど、美味いモツ焼を食べて満腹だった筈なのに、蒸し鶏ネギ醤油と黒炒飯に麻辣湯、和牛イチボ山椒ステーキ、白蛤のニラの炒め物、香港焼きそば等々、食べたくなってしまった位だ
実際、番組で紹介されたお店の何軒かには食べに伺ったしね
それから、ヴァラエティー番組があまり得意でない僕が「うつけもん」は拒否感無く観られている
まぁ、松岡茉優さんとおぎやはぎ、ピスタチオ目当てなだけだが
ちなみに、ピスタチオの片割れ(名前は分からないけれども恐らくボケの方)は僕と誕生日が一緒と云う事が判明
アニメでは「ジョジョの奇妙な冒険・スターダストクルセイダース」が毎度、安定の素敵振り
「月刊少女野崎くん」も後からジワジワ来る
また、予想外にテンションが上がるのが「ばらかもん」である
主人公の半田清舟が毎回、ゆっくりとでも何か一つずつ成長して行く姿が微笑ましく、応援したくなる
いや、それよりも何より、もう、琴石なるが可愛くて仕方無い
断っておくと、僕にロリでもペドでもないし、そんな性癖は持ち合わせていない
どちらかと言えば、或る程度の年齢、経験を重ねた、一筋縄では口説けない百戦錬磨の女性の方が至極好みではある
しかし、それでも、あれはいい幼女だ
あの天真爛漫なアクティヴさは「よつばと」の小岩井よつばと双璧だね
今、僕が言える事はただ一つ
なるもよつばも二人共、超可愛い
| - | - | - | - | - |
211
朝から懸命に仕事した挙げ句、夜、全部終わって帰って来て食べる一日唯一の食事がカップ焼きそばとか
死にたくなるね
惨め過ぎて逆に「食べないで酒飲んで寝ちゃえば良かった」と後悔した
| - | - | - | - | - |
210
これは自慢なのだけれど
歌舞伎界広しと言えども、僕程に奴を年がら年中演じている役者も居ないだろう
「仮名手本忠臣蔵」の寺岡平右衛門は何度も演じて来たし、色奴に至りては今年だけでも二月の「青砥稿花紅彩画」の南郷力丸
六月の「倭仮名在原系図」の奴蘭平実は伴義雄
そして、来月の歌舞伎座での歌舞伎興行の昼の部「鬼一法眼三略巻」の奴智恵内実は吉岡鬼三太
いい加減「ネイネイ」と云う奴独特の台詞廻しが普段の口癖にまでもなりそうな「どんだけ下郎根性なんだ」って勢いだが、色奴の扮装は好きなので、実に気がいい
今まで僕は新聞や雑誌、TV等、どの媒体のインタヴューでも「好きな役、これから演じてみたい役は有るか」と云う質問には大体、口を閉ざして極力、濁して答えない様にして来た
それは何故か
役との縁は自分の地力以外は、タイミングと相性が全てだからだ
幾ら、自分が好きな役、演りたい役であっても、タイミングと相性が合わなければ一生、関わる事が無い場合が有る
逆に言えば、あまり自分の好みではない役、極端な話だと嫌いな役でも縁深ければ何度も演じて行く事になる例しも有る
これを僕は「時期が来れば役の方からこちらに寄って来る」と表現している
つまり「時期が来なければ寄って来ない事も有る」と云う話だ
また、僕の場合、大っぴらに興味の有る役を口にすると、どうしてかそれへの道筋が捻曲がり、近々に他の同輩、後輩が演じる姿を見る羽目になり、辿り着けるべき筈だった物が遠退き、或いは永遠に閉ざされる事も
話を戻そう
来月の智恵内、これは今まで好きな役、演じたい役と云う物を頑なに口にしなかった僕が、是非とも演りたいと子供の頃から願って来た役
演りたくて演りたくて、ずっと一人脳内で演り続けてた役だから今回、初めて演じるに当たって、新たに覚え始める必要は全く無かった
遥か昔、国立劇場での歌舞伎興行、通し狂言「鬼一法眼三略巻」を市村羽左衛門の小父さんの吉岡鬼一法眼、中村雀右衛門の叔父さんの常磐御前、尾上菊五郎の兄さんの奴虎蔵実は源牛若丸と一條大蔵長成、市川左團次の兄さんの八剣勘解由、坂東彦三郎の兄さんの笠原淡海、中村芝雀兄さんの皆鶴姫、市村萬次郎の兄さんの鳴瀬、澤村田之助兄さんのお京、そして父の智恵内と吉岡鬼次郎幸胤と云う奇跡の配役で観て以来、この芝居では智恵内、鬼次郎の二役以外、目に入らなくなっていた
あの時、父のメンタル、体調、共に既に下り坂
いや、絶不調でボロボロだったと言ってもおかしくない、最悪に近い状態ではあったが、あの鮮やかでありながらも何処かに闇と険を匂わせる凄絶な色奴振りを忘れる事は出来ない
劇場の入り口に飾られた「菊畑」に因んだ菊人形まで鮮明に覚えている
来月は秀山祭と云う播磨屋さん系統の興行では有るが、「菊畑」は我が音羽屋系統にとっても所縁有る演し物
改めて菊五郎の兄さんに伺って、父と同様に黒の衣裳ではなく音羽屋型の納戸色の繻子奴で勤める
智恵内は茶目っ気と色気、派手さと軽妙さ、そして智の深さを体内に同居させなければいけない大人の役
余裕の有る男の風情が少しでも自然に滲み出ればいいな
そして、「いつかは父の様に通し狂言で智恵内、鬼次郎の兄弟二人を一人で演じ分ける役者になりたい」と云うのが、実は僕の役者人生に於ける幾つかの目標の中の一つに入っている
また、夜の部では「曽我綉侠御所染」にて星影土右衛門を演じる
これは二度目で、前回の時に左團次の兄さんに教わり、御所五郎蔵役の中村梅玉兄さんと皐月役の芝雀兄さん達に助けて頂きながら演じたのだが、掴み所無く難しい、演れば演る程に面白味が出て来る役であった記憶が有る
初役の時よりも得体の知れない深みを醸し出したいと思う
| - | - | - | - | - |
206
昨日は思わぬ再会に狂喜乱舞してしまった
前回の日記にも書いた通り、昨日は国立劇場大劇場の藤三会にて清元「遍路」を踊ったのだが
楽屋入りしてみると、役者としての大先輩であり友人でもある児玉泰次さんが居るではないか
あまりに突然のハプニングにびっくりして抱き付いて話を聞いた所、藤三会の会主である藤間藤三郎さんとは俳優座養成所の同期だったとの事
僕は以前、日生劇場で演じた「走れメロス」で二回、共演して、それからの付き合いだ
三年程前だったか「義経千本桜」の渡海屋銀平実は新中納言知盛を横浜で演じた時も突如、観に来てくれたりと、サプライズが得意な茶目っ気たっぷりの素敵で可愛い叔父貴だ
そんな大好きな人が観に来てくれたら、余計に気合いも入ったと云う物だ
いや、演し物的に「遍路」は世の儚さと人生行脚の道標を描いている作品だから、肩に力が入り過ぎてはいけないのだがね
それでも、何度も踊っているので、何かを掴み掛けられた気がして、無事に終わらせる事が出来た
気分良く楽屋を出られた後は、さっきまで坂東亀寿さん、福山潤さん、川本裕之さんや芳村辰三郎さん、角川書店の妹分達と合流して心地良く杯を上げていたよ
いや、仕事、プライヴェート共に素敵な日を過ごさせて貰った
| - | - | - | - | - |
204
人生と云う物は百点満点のテストに例えたら三十点位が平均点
五十点ですらない
野球に例えるなら、バッターと云うのは三割超えて打てれば大打者
つまりは、百点満点の三十点ちょっとで花丸付きの大合格
ただし、打席に立つ時は「全て打ってやろう」と思っている
百点満点、十割を狙っている
それでも、結果は三割超えで上々
人生も同じ
自分の思い通りに行く部分は三割過ぎれば大成功
逆に言えば、思い通りに行かない事が七割位有っても当然なんだ
当たり前なんだよ
それ位の失敗は
二割五分だって合格だ
人生を百点満点で駆け抜ける事が出来る人間は広いこの世の中でたった一人、自分が創り上げた架空の自分だけ
上は、先月だったか、先々月だったかに読んだ、吉村達也さんの書かれた小説「勉教」の中に出て来た言葉
それを略、引用させて貰った物だ
まさにその通りだな
己の努力が三十点、三割でいいなんて甘っちょろい事ではない
そんなんじゃ、最初からバッターボックスにも入れない
勝負もしちゃ貰えない
お話にもならない
だが、自分の中で、その二十五点、三十点を獲得する事が、人間が自力で空を飛ぶのと同じ位に至難の技である
だからこそ、一点でも高い点を取ろうと、叶わぬと知りながらも死に物狂いで足掻くのだ
昨日は自分の稽古と仕事の前に国立劇場小劇場に我が弟子や後輩達の勉強会、稚魚の会の昼の部を覗きに行って来た
皆、懸命に勤めていたよ
そして、今日は僕はその隣の国立劇場大劇場で催される藤三会にて清元「遍路」を踊る
| - | - | - | - | - |
201
明日、熊本県立劇場演劇ホールで催される藤豊会の舞台稽古がさっき終わった
僕は会主の藤間富士齋さん、豊大郎さん母娘と常磐津「積恋雪関扉」の関兵衛実は大伴黒主と長唄「春霞賤機帯」の舟長の二役で共演する
台風十一号のゆっくりな軌道が全く読めず、結局は予定よりも随分と早い飛行機に乗ったのだけれども、かなり機内の待機で余計な時間が取られた
だが、行動を早めた御陰で何とか問題無く熊本県に入れたのだから、結果的には良かった
そして、着いた時には雨も降ってなきゃ風も吹き荒んでいずに穏やかで、全く拍子抜け
何なら、空の隙間からは晴れ間がちょっと見えていた位だったからね
天候と云うのは分からない物だ
先月の金沢での公演と言い、この夏の飛行機移動仕事は悉く台風に引っ掻き回されている
肝心の仕事の方は、今日の舞台稽古で或る程度の感覚を掴めて改善点は分かったので、明日の本番にそこをきっちりと修正して二役の対比を出して勤めたいと思う
また、我が弟子である尾上みどりと松男も長唄「連獅子」の間狂言に出演するので、彼等にもリラックスしながらもしっかりと舞台を楽しんで貰いたい物だ
藤豊会を無事に終わらせ東京に帰れたら、今度は来週十六日に国立劇場大劇場にて催される藤間藤三郎さんの舞踊会、藤三会で清元「遍路」を踊る
その前にはもう一人の弟子、尾上松悟が出演する稚魚の会なる勉強会の「菅原伝授手習鑑」の舞台稽古と本番にも立ち会う予定だ
さて、折角、熊本県に入ったんだから、今晩は馬刺か天草大王か肥後牛でも食べに行ければいいかな
| - | - | - | - | - |
199
都井睦雄の次は西口彰だな
世の中には尋常では計り知れない人間がたまに出現する事が有るのが非常に興味深い
| - | - | - | - | - |
197
昨日、石川県立音楽堂邦楽ホールでの仕事、無事に終了
同じイヴェントで御一緒させて頂いた茂山千五郎先生を始め御一門の方の楽屋に御挨拶に行った時に千五郎先生に「先月の歌舞伎での芝居を観た」と言って頂き驚愕
ひたすら恐縮しながらも、有難い御言葉だった
また、古今亭志ん輔師匠の楽屋に御挨拶に伺った時には、通う耳鼻咽喉科が同じであるとの話
意気投合っぽい雰囲気になった
志ん輔師匠はどうやら結構、酒飲みの御様子
一献、何処かで酒を酌み交わしてみたい物だね
二組の演目、狂言「福の神」、落語「黄金餅」をモニター越しに自分の拵えをしながらしっかりと堪能させて頂いた
我々の演し物、清元「三社祭」はスタッフ皆さんの協力も有り、コンビの息も今までに無かった「自分が求めていたのはこれなんだよ」と体内からエネルギーが八方に放出する位、本当に久し振りに楽しく気持ちいい仕事が出来たと思う
〈ルパン三世と銭形のとっつぁん〉、〈コージとヒロシ〉、〈ケンシロウとレイ〉、〈ノッポさんとゴンタ君〉、〈美幸と夏美〉、そう云う互いに何も言わなくても分かり合えるコンビネーションを楽しんで身体に電流が走った心持ちだった
卍解は生涯しないだろうが、久保帯人さんの表現する始解に似た感覚を初めて味わった気分だったよ
斬魂刀を持ってなくても心技体が揃えば力って自然に出る物なんだな
観ていた方々には恐らく喜んで貰えただろう
僕にしては珍しくその自信が有る
だが、踊っていた二人の方がもっと嬉しく、楽しかったのではないか
表現者には在るまじき事ながら、そう確信している
終演後、小松空港に着いてからは、離陸まで金沢百万石ビール・ダークエールと氷結果汁を飲みながら時間潰し
離陸してからは、天気予報に反して快晴だった金沢とは大違いの、東京の荒れ模様の天気だったらしく羽田空港上空で旋回しながら四十分以上待機、着陸してからも飛行機が降り口まで辿り着けず、滑走路で二十分以上待機
結局、一時間以上もタイムロスして羽田空港を出る破目に
しかし、着陸してみると、確かに酷い雨風雷
逆に良く着陸出来た物だ、とびっくりたまげた
明日も来月十日、熊本県立劇場演劇ホールで催される藤豊会にて演じる「積恋雪関扉」の関兵衛実は大伴黒主の稽古
明後日は再来月の歌舞伎座での歌舞伎公演、昼の部で演じる「鬼一法眼三略巻」の奴智恵内実は吉岡鬼三太の宣伝写真を撮る予定
そして、木曜日には坂東亀寿さんと清元雄二朗さんと三人で金沢の打ち上げをする
血と臓物を全て吐き出す程に杯を上げたいと思っている
| - | - | - | - | - |
SELECTED ENTRIES
ARCHIVES
アクセス数
アクセスカウンター
MOBILE
qrcode
PROFILE
OTHERS