尾上松緑、藤間勘右衞門の日記

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2018.12.13 Thursday

712

昨晩、急に家の三匹目の犬、まる子が震え出して、吐いてしまって緊急入院

腸に何かが詰まっていて、このまま放っておくと、腹膜炎とかになってしまう可能性が有るとかで、今朝、手術する事が決まってしまった

逆に考えれば、手術が決まったから、もう、今以上に悪くなる訳では無いし、確実に良くはなるであろうから、死ぬ事は無いと思うけど

それでも、凄く心配

恐らくは、飼い主が気付かぬ間に、何かを誤飲してしまったのだろうな

責任を感じてしまう

つい、この間、避妊の手術をしたばかりなのに

一年の内に二度も身体にメスを入れる事になろうとは

何と、可哀想な

僕が楽屋入りした後の正午過ぎから手術だって

何も、飼い主と同じ様な症状になる事は無いのに

出来る事なら代わってあげたい

何だか、落ち込んでしまうよ


09:54 | - | - | - |
2018.12.08 Saturday

710

金属バット
つい最近に知ったのだけれど、実に面白いコンビだね
僕の中ではあの二人の際々を渡るスリリングな笑いは、今、尖り方では天竺鼠と双璧かも知れない
後は芸風は全く違う、柔らかく安心して笑える四千頭身
まんじゅう大帝国、期待大
霜降り明星はまさに乗っている感が有る
そして、相も変わらず、さらば青春の光、麒麟、タイムマシーン3号、ダイアン、プラスマイナスは間違い無く鉄板
和牛は最早、仕事人
かまいたち、ギャロップ、アインシュタイン、巧いと思う
見取り図、ゆにばーす、トット、ハライチ、いいね
品川庄司の二人は器用と懐の広い受け手、やっぱり、漫才している時が一番、輝いて映る
千鳥、おぎやはぎ、銀シャリ、とろサーモンの漫才はもっと、観る機会を作りたい

贔屓の笑撃戦隊を観る事が少ないのは寂しいな

これも生で観に行かなきゃ駄目だな
言うまでも無く、サンドウィッチマン、博多華丸・大吉、矢野・兵動、テンダラー辺りはレジェンド級
コント師では、ハナコ、ネルソンズにジェラードンと、3ピースのユニットに目を奪われた
行く行くは東京03の域を脅かす様になると僕的には盛り上がる
アルコ&ピースとアキナの両コンビもコント師と云う印象なんだよな
パーパーも何だか一言では語れない魅力が有るし
ロビンフットもいい味

バイきんぐはまた別格

ピン芸人では紺野ぶるまさん、河邑ミクさんのが楽しかった
ナオユキさん、また、生で観たい
好きな芸人を挙げて行けば切りが無い
舞台を主戦場にして、芸で勝負しているお笑いは、干上がって腐った心を笑いで潤して幸福にしてくれる


03:08 | - | - | - |
2018.12.02 Sunday

709

昨日は歌舞伎座、十二月大歌舞伎の最後の舞台稽古だった
それが終了後に、国立劇場小劇場にて催されていた藤龍会と云う舞踊会で、家元藤間勘右衞門として、長唄「供奴」を素踊りで踊った
なかなかタイトな予定だった訳だけれど
身体がおかしくなってしまったのか

日が変わった真夜中辺りに、急に目が霞んで頭が痛くなった
猛烈に頭が痛くなると、次は胃が気持ち悪くなり、食べた物を吐く
そうすると、今度は悪寒が走り、貧血なのか、大量の冷や汗が出て全身が冷たくなって、しばらくの間、布団の中で震えている
で、また、ちょっと時間が経つと頭痛が振り返し、と
明け方まで、その繰り返しだった
結果、胃液どころか、血っぽい液体まで全て吐き出し、寝間着のTシャツも冷や汗で数回着替える事に

頭痛だ、吐くだ、なんて云うのは、あまり珍しくもない、通常運転と大して変わらない、いつもの事でもあるのだけれど
流石に「これは不味いかも、病院に行こうかな、今年二度目の救急車に乗らねばならないか」等と考えている内に、漸く眠りに落ちる事が出来
朝、起きてみると、不思議な事に体調は完全回復で何ともなかったと云う始末
夜中のあれは一体、何だったんだろうか

確かに昨日はちょっとした事で苛々させられっ放しだったからな

その影響も有ったのかな

それとも、薬の飲み合わせが悪かったのか
兎に角、引き摺らずに今日の初日も無事に終える事が出来て、一安心

この様子ならば大丈夫だろう
今月、勤めている三役は、いずれも僕には演る事の無い、縁の無い役だと思っていたからな
だからこそ、新しく面白い挑戦と試みでもある
一年の最後の月、千穐楽まで悔い無く無事に終えたい物だ

しかし、左膝の靭帯と云い、僕の身体も随分と経年劣化が激しくなって来たな

身体とも巧く付き合い方を考えて、体調も持つ様にしたいね


20:06 | - | - | - |
2018.11.22 Thursday

707

今晩は、西川箕乃助先生、山村友五郎先生、花柳寿楽先生と四人でミーティング

今後の日本舞踊の存続について、保守本流を目指そうと望む面子での考え方の方針についてなぞ

日本舞踊協会に於いては、私利私欲我欲を一切、排除して、エゴを削ぎ落としてやって行かない事にはその内に立ち行かなくなるであろう

と、我々の中での意見は大筋で一致している

さて、これからどうして行くか

流派の垣根を超えた気も良く、仲のいい先輩達

意義の有る会合だった

こう云う集まりは定期的にやって行きたいね


02:31 | - | - | - |
2018.11.12 Monday

705

出たよ
今流行りの「有識者、専門家がフィクションに抗議」とか
凄く面倒臭いな
馬鹿馬鹿しい
一々、TV画面に「こんな患者は居ない、あくまで演出である」
「こんな麻薬中毒者は居ない、あくまで演出である」
「こんな泥棒は居ない、あくまで演出である」
「こんな殺人者は居ない、あくまで演出である」
「こんな怪獣は居ない、あくまで演出である」
「全身ゴム人間なんて居ない、あくまで演出である」
「ニュータイプは存在しない、あくまで演出である」
「サトラレは存在しない、あくまで演出である」
「本田忠勝はロボットだったり、空飛んだりはしない、あくまでも演出である」
「上杉謙信は女ではない、あくまで演出である」
「沖田総司は女ではない、あくまで、つかこうへいさんの演出である」
「未来から来たなんて有り得ない、あくまで演出である」
「異世界から来る事なんて有り得ない、あくまで演出である」
「時間がループなんて有り得ない、あくまで演出である」
「姉と恋愛関係なんて有り得ない、あくまで演出である」
「妹と恋愛関係なんて有り得ない、あくまで演出である」
「転生しても勇者にはならない、あくまで演出である」
「転生しても魔王にはならない、あくまで演出である」
「転生してもスライムにはならない、あくまで演出である」
「大体からして転生なんかしない、あくまで演出である」
「細胞は喋らない、あくまで演出である」
「かめはめ波なんて出ない、あくまで演出である」とか
テロップで断りを流さなくちゃ気が済まないのかしら
「実在の人物・団体・会社・事件・病状等とは一切関係無い」を、始終貼り付けておかないと駄目なのか
そんなんじゃ、歌舞伎とかも、全く演っちゃられないよね
暴論打てば「隈取り取った人間なんて現実世界には居ないのに、あんなのは事実を捩じ曲げた許し難い、偏見と差別意識を助長する、リアリティの欠片も無い露骨で過激な表現、幾らフィクションと言えども断じて看過していい事では無い」とか、言われ兼ねないって事だよね
最早、アニメも特撮もコントも、全般がアウトになる

悪質なクレーマーにも匹敵する
世の中にはこう云った野暮が必ず居るんだよ
そんな奴等がこの世界を住み難くする
一度、吝嗇が付くと自主規制
何かもう、吝嗇付ける奴等が「自分が正義」みたいで反吐が出る
言った者勝ちな風潮が大嫌いだ
「フィクション(虚構)」だって但し書きが有るのに、それにすら必要以上に噛み付く
官軍の錦の御旗じゃないんだがね
勝馬に乗りたくて、わざとやっているんだろう
窮屈で鬱陶しい、実に詰まらない時代になってしまった物だ
ジョージ・ルーカス監督の話だけれど、そんな迷惑な輩から「宇宙で音が鳴ったり、爆発するのはおかしい」と難癖付けられた時、下の様に答えたそう
「僕の宇宙では音も鳴るし、爆発もするんだよ」


22:50 | - | - | - |
2018.11.10 Saturday

704

そう云えば、今週は演劇界と銀座百点と、二つの取材を受けた
演劇界は来月号
銀座百点は来年一月出される号だったかな
両方共、結構、長時間のインタヴューだった気がする
演劇界の方は清水まりさんと云うライターさんが聞き手
もう、三十年近い付き合いで、取材やインタヴューが得意ではない僕と数少ない相性のいいライターさん
もし、まかり間違って、僕が何か本とかエッセイとかを出すなら、僕が喋った事を文字に起こして貰うのは彼女に頼んでもいいのではないかと思う位、信用している稀少な記者さんの一人だ
何より、言葉の端々だけを切り取って、大袈裟に話をでっち上げたりしないしね
大体、僕の意図通りを汲んで、拵えずに文章にしてくれるから有難い
銀座百点の方は元NHKの山川静夫さんとの対談だった
山川さんも歌舞伎に詳しく、また、祖父と仲が良く、僕が幼少の頃から、今も見守って下さっている方なので、力まずに話が出来て、いい時間が過ごせたと思う
山川さんと腰を据えて話をしたのも久し振りだった
どんな記事になったかはまだ、目を通していないけれど、よっぽど、僕の考えと掛け離れた事にはならないだろう
もし、手に取る機会が有ったら、読んで下さったら幸いかと思う


00:56 | - | - | - |
2018.11.06 Tuesday

703

今月は歌舞伎座の十一月吉例顔見世、昼の部にて、歌舞伎十八番の内「素襖落」を演じている

幕開きに市川團蔵さんと坂東亀蔵さんと、三人で下手の御幕から出る訳だが

その御幕の内での会話が

「段々、近くの物が見え難くなって来た」、「老眼が始まった」とか「腰が痛くなって来た」、「膝が痛い」だのと

すっかり、爺さん三人の会話になって来てしまってね

もう、そんな年齢なのかと

いやはや、笑いが出てしまうよ

市川笑也さんも、実はヴェテランの域と言ってもおかしくないのに、相変わらず、美しくて若々しいし

そんなこんなで、和気藹々と、明るいムードで芝居に向かって行けている

気分的にもコンディションも、今の所、いいペースで回っているんじゃないかと思っている

勿論、御幕が開いて舞台に出て行ってしまえば、三人共、一緒に出演している坂東巳之助さんや中村種之助さんには、まだまだ負けない若さのつもりで演っているよ


19:31 | - | - | - |
2018.11.06 Tuesday

702

うん、これは素晴らしい拾い物だ

きっと、面白いだろうと踏んで、先月からHDDに録り溜めておいたのを今、纏めて観ているのだが

BSテレ東で放送している「サイレント・ヴォイス」、実に面白い

元々、栗山千明さん好きの僕は、彼女目当てで観始めたのだけれども、相方役の白洲迅さんのキャラクターも可愛くていい味出しているね

これから注目したい俳優さんだ

個人的には、今期の「相棒」や「科捜研の女」、「駐在刑事」にも劣らず、匹敵しているのじゃないか、と、思って楽しんでいる

これは、観続けて行かなければね

ドラマに関してはテレ朝、テレ東の作品が、実は僕好みのが多い

ちなみに、原作の小説も人気らしくて、既に五、六冊、出ているらしいね

時間が出来たら、それも買って読んでみるのも手かもな


01:05 | - | - | - |
2018.11.04 Sunday

701

以前から思っていたのだけど

今回の奴、特にいいよね

ハズキルーペのCM

なかなか弾けていて、面白い

実は結構、好き

試しに一つ、買ってみようかな


01:10 | - | - | - |
2018.11.03 Saturday

700

人の身体の一部分が燃える匂いが好きなんだよね

と、言うと

「何だ、この気狂い染みた変態は」と、お思いになる方も多数、居らっしゃるかも知れない

が、これは決して、そんな猟奇的な話ではないので聞いて

いや、読んで貰いたい

案外、同好の士は少なくない気もするんだけれども

僕は、髪の毛や爪等の燃える匂いが嫌いではない

決して、いい匂いではない

でも、あの自分の一部分だった物が燃える感覚が、割合に心地良く感じるのだ

だから、何らかのストレスが溜まった時が多いのかな

そんな時、髪の毛抜いたり、爪を切ったり、ささくれを毟った後はそれを灰皿に纏めて、ちょっとライターで火を着けてみたりする

そうすると、あら、不思議

気持ちが落ち着く事が有る

ただ、周囲の皆、誰一人として「それは、いい趣味だね」と、言ってくれる人は居ず

必ず「やめとけ」と、怒られるけど

ただ、燃やして落ち着く物がその程度で良かった、とは思っている

もし、エスカレートして行ったら、放火魔になり兼ねない可能性も無いとは言えないからね

だから、実は「炎を見ると落ち着く」と言う者の心境は、分からないではない

幸い、今の所、自分の髪の毛や爪とか以外を燃やしたい衝動には駈られないから、何とかこのままの心持ちで在りたい

勿論、今までに小火騒ぎを起こした事も無いし

これからも犯罪者になりなくないからな

こんな性癖、分かるかな

きっと、分かって貰えないだろうな


23:35 | - | - | - |

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