2018.11.06 Tuesday
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今月は歌舞伎座の十一月吉例顔見世、昼の部にて、歌舞伎十八番の内「素襖落」を演じている
幕開きに市川團蔵さんと坂東亀蔵さんと、三人で下手の御幕から出る訳だが
その御幕の内での会話が
「段々、近くの物が見え難くなって来た」、「老眼が始まった」とか「腰が痛くなって来た」、「膝が痛い」だのと
すっかり、爺さん三人の会話になって来てしまってね
もう、そんな年齢なのかと
いやはや、笑いが出てしまうよ
市川笑也さんも、実はヴェテランの域と言ってもおかしくないのに、相変わらず、美しくて若々しいし
そんなこんなで、和気藹々と、明るいムードで芝居に向かって行けている
気分的にもコンディションも、今の所、いいペースで回っているんじゃないかと思っている
勿論、御幕が開いて舞台に出て行ってしまえば、三人共、一緒に出演している坂東巳之助さんや中村種之助さんには、まだまだ負けない若さのつもりで演っているよ
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