歌舞伎役者
四代目尾上松緑
日本舞踊家
六世藤間勘右衞門
己が吐き出す為だけの
取るに足らぬ残日録
無断の転載や
スクリーンショットの盗用等
断じて願い下げる
709

昨日は歌舞伎座、十二月大歌舞伎の最後の舞台稽古だった
それが終了後に、国立劇場小劇場にて催されていた藤龍会と云う舞踊会で、家元藤間勘右衞門として、長唄「供奴」を素踊りで踊った
なかなかタイトな予定だった訳だけれど
身体がおかしくなってしまったのか

日が変わった真夜中辺りに、急に目が霞んで頭が痛くなった
猛烈に頭が痛くなると、次は胃が気持ち悪くなり、食べた物を吐く
そうすると、今度は悪寒が走り、貧血なのか、大量の冷や汗が出て全身が冷たくなって、しばらくの間、布団の中で震えている
で、また、ちょっと時間が経つと頭痛が振り返し、と
明け方まで、その繰り返しだった
結果、胃液どころか、血っぽい液体まで全て吐き出し、寝間着のTシャツも冷や汗で数回着替える事に

頭痛だ、吐くだ、なんて云うのは、あまり珍しくもない、通常運転と大して変わらない、いつもの事でもあるのだけれど
流石に「これは不味いかも、病院に行こうかな、今年二度目の救急車に乗らねばならないか」等と考えている内に、漸く眠りに落ちる事が出来
朝、起きてみると、不思議な事に体調は完全回復で何ともなかったと云う始末
夜中のあれは一体、何だったんだろうか

確かに昨日はちょっとした事で苛々させられっ放しだったからな

その影響も有ったのかな

それとも、薬の飲み合わせが悪かったのか
兎に角、引き摺らずに今日の初日も無事に終える事が出来て、一安心

この様子ならば大丈夫だろう
今月、勤めている三役は、いずれも僕には演る事の無い、縁の無い役だと思っていたからな
だからこそ、新しく面白い挑戦と試みでもある
一年の最後の月、千穐楽まで悔い無く無事に終えたい物だ

しかし、左膝の靭帯と云い、僕の身体も随分と経年劣化が激しくなって来たな

身体とも巧く付き合い方を考えて、体調も持つ様にしたいね

| - | 20:06 | - | - | このページのトップへ