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真面目な話
一昨日、多分、死に掛けたのだろう
あれは
四十二年間生きて来て、自らの死を一番近く感じた瞬間だった
簡単に言えば病院の処置ミスになるのだろうか
脳に割合、近い箇所
恐らく、僕の耐えられる力以上の麻酔薬が身体に入って、血圧が急激に上昇して、激烈な頭痛と吐き気と共に意識が飛んだ
意識が飛ぶ瞬間は真剣に「こっちにはもう戻って来られないかも」と云う感覚に陥った
「人間って、簡単な擦れ違いであっちへ行っちゃうんだな」とも、薄れて行く意識の中で自棄に冷静にも思った
僕としては幸いにこっち側の岸に何とか帰り着いて来られたが
どうやら、二時間近く朦朧としていたらしい
素人目ながら、今日になって、身体に後遺症は出ていないみたいだ
まだ、少しだけ頭は痛いけれど、その程度で済んでいて良かった
正直な所、この僕が少しだけ「命が惜しい」と感じた
もう少しだけ“生”と云う物を大事にしよう
あれは本当に危なかったんだと思う
「“生”と“死”は紙一重」だと、身を以って味わった一件だった
多少、人生観が変わった気もする
辛うじて生きていた礼と、来月、再来月、そして、来年の一月の報告も兼ねて、昨日は鎌倉まで墓参りに行って来た
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