尾上松緑、藤間勘右衞門の日記

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2017.12.30 Saturday

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さっき、漸く仕事納めをした所
これから、この足でこのまま年末恒例の墓参りに鎌倉まで行って来る
恐らく、今年最後の日記になるだろう
あまり僕はそう云う事は考えたりはしない方なのだが
今年はこの時期になって珍しく考える
自分の中では、今年の僕と云うのは
実は、実に迷っていた
惑っていた
「四十を越えて不惑」等と言うけれども、今年の僕は四十二を過ぎて惑いまくっていた心持ちで仕方無いのだ
月並みではあるが「今年のお前を一文字で表すならば」と聞かれたら、迷わず「惑」を挙げるだろう
理由が何かは分からない
何に迷い、何に惑ったかが、皆目見当が付かないのだ
いや、端的に一言
「何に迷い、何に惑ったか」と言えば
「自分」
そう、多分、そうなんだろう
だからこそ、余計に始末に負えない一年だった
理由も無く、心が泡立ち、情緒はいつも以上に決して安定はしていない一年だった様に振り返って考える
全てに於いてそうだった気がする
だからこそ余計に、脳内の何処かにいつもうっすらと巣食っているその邪念を払拭する為に、踊りや芝居、仕事には、より一層の集中が必要だった
この年齢に来てそんな状態に陥るとは
正直、今年は精神的には自分の中で、多少の不完全燃焼で終わってしまった感が否めなくは無い
情無い
如何なる有り様で有ったろう
「もう少し、何か自分なりに出来る事が有ったのではないだろうか」と、反省し、悔やむばかりだ
来年は、出来るだけそう云う思いを無くしたい
精神的な好不調の波が少ない様にコントロールして、自分が自分に惑わされない状態をキープして行きたい
あまり、一喜一憂に囚われずに大らかに生きたいな
仕事でもプライヴェートでも、半歩でも一歩でも前進出来る様に
また、それを折り重ねて行ける様に
一年のテーマにして行きたいと思う
では、皆さん、いい年末を

12:25 | - | - | - |

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