一人っ子で兄弟姉妹を持たない僕には実の姉の様に慕っている人が存在する
その一人、女優の鈴木ほのかさんは近頃は劇団四季の舞台に良く出演される
四季は代表であり演出家でもあられる浅利慶太先生や日下武史さん達に祖父や父も御世話になった
僕は直接の指導は受けてはいないが幾度となく面識は有り何人かの友人も所属している縁の深い劇団だ
またミュージカル好きとして、あそこで上演されるアンドリュー・ロイド・ウェバー作品や「ウェストサイドストーリー」、「コーラスライン」、「美女と野獣」、「ライオンキング」、「アイーダ」、「ウィキッド」、「壁抜け男」、「李香蘭」等は言うに及ばず、ストレートプレイの「ヴェニスの商人」、「ハムレット」、「ロミオとジュリエット」、「オンディーヌ」、「スルース」、「ラ・ソヴァージュ」、「鹿鳴館」
ざっと思い出すだけでも割と良く拝見しに行き勉強させて貰っている
話は戻るが先月、ほのかさんと連絡を取った時に「キャッツ」に出演していると云う話を聞いた
「キャッツ」自体、大好きなミュージカルの一つだし彼女が演じるグリザベラと云う役に凄く興味が有ったので先月二十五日に早速観劇に伺った
今までには亡くなった志村幸美さんを始め、何人かのグリザベラを拝見したが、その方達と全く遜色無く素晴らしかった
いや、これは決して姉貴贔屓をして言っている訳ではない
時間が合わずに「マンマ・ミーア」をスルーしてしまった事が今更ながらに悔やまれてならない
また、十年振り位の「キャッツ」は飯野おさみさん、荒川務さん、加藤敬二さん、光枝明彦さん、北川潤さん、沢木順さん、下村尊則さん、芥川英司(鈴木綜馬)さん、青山弥生さん、服部良子さん、保坂知寿さん、鈴木京子さん達が出演していた頃とはガラリとキャストも違っていたが、「日本だってブロードウェイやロンドンに負けず、やっぱり名作は名作として時代に残るのだ」と再確認
ただ、ラム・タム・タガーはミック・ジャガーよりエルヴィス・プレスリーの方が個人的に好きだ
それから四季でもビリー・マッコーの件りは是非観たい
思えば「キャッツ」はブロードウェイ、ロンドンだけじゃなく、四季でも新宿、品川、札幌、名古屋、梅田、博多のキャッツシアターまで追い掛けたね
その頃の事を思い出し、夢見た様な気持ちになり、感動して今回の横浜キャッツシアターを後にした
ちなみに未だに歌も歌詞を全部覚えてて歌えた
僕の記憶力もあながち捨てた物ではないね
少しばかり憂鬱で、ロヒプノールとワイパックスをテキーラで流し込む毎晩から、気持ちが晴れて元気を貰えた気がしたよ
ちなみに僕の性格を知っている皆さんは、「キャッツ」の男性猫だったら松緑はきっとラム・タム・タガーが好みなんだろうと推測されるんだろうが、それは大きな間違いである
マンカストラップ、マンゴジェリー、スキンブル・シャンクス、ミストフェリーズ、ランパスキャット、アスパラガスそれぞれに魅力は感じるが、僕が一番好きな猫はマキャヴィティである
あの退廃的なミステリアスさがいい
また、女性猫ならばランペルティーザ、ディミータ、ボンバルリーナと言ったバッドガール系も堪らないが、タントミールやジェミマみたいな色気の有る猫、無垢なシラバブみたいなタイプも捨て難い
でも、一番はヴィクトリア、これは鉄板