歌舞伎役者
四代目尾上松緑
日本舞踊家
六世藤間勘右衞門
己が吐き出す為だけの
取るに足らぬ残日録
無断の転載や
スクリーンショットの盗用等
断じて願い下げる
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昨日、石川県立音楽堂邦楽ホールでの仕事、無事に終了
同じイヴェントで御一緒させて頂いた茂山千五郎先生を始め御一門の方の楽屋に御挨拶に行った時に千五郎先生に「先月の歌舞伎での芝居を観た」と言って頂き驚愕
ひたすら恐縮しながらも、有難い御言葉だった
また、古今亭志ん輔師匠の楽屋に御挨拶に伺った時には、通う耳鼻咽喉科が同じであるとの話
意気投合っぽい雰囲気になった
志ん輔師匠はどうやら結構、酒飲みの御様子
一献、何処かで酒を酌み交わしてみたい物だね
二組の演目、狂言「福の神」、落語「黄金餅」をモニター越しに自分の拵えをしながらしっかりと堪能させて頂いた
我々の演し物、清元「三社祭」はスタッフ皆さんの協力も有り、コンビの息も今までに無かった「自分が求めていたのはこれなんだよ」と体内からエネルギーが八方に放出する位、本当に久し振りに楽しく気持ちいい仕事が出来たと思う
〈ルパン三世と銭形のとっつぁん〉、〈コージとヒロシ〉、〈ケンシロウとレイ〉、〈ノッポさんとゴンタ君〉、〈美幸と夏美〉、そう云う互いに何も言わなくても分かり合えるコンビネーションを楽しんで身体に電流が走った心持ちだった
卍解は生涯しないだろうが、久保帯人さんの表現する始解に似た感覚を初めて味わった気分だったよ
斬魂刀を持ってなくても心技体が揃えば力って自然に出る物なんだな
観ていた方々には恐らく喜んで貰えただろう
僕にしては珍しくその自信が有る
だが、踊っていた二人の方がもっと嬉しく、楽しかったのではないか
表現者には在るまじき事ながら、そう確信している
終演後、小松空港に着いてからは、離陸まで金沢百万石ビール・ダークエールと氷結果汁を飲みながら時間潰し
離陸してからは、天気予報に反して快晴だった金沢とは大違いの、東京の荒れ模様の天気だったらしく羽田空港上空で旋回しながら四十分以上待機、着陸してからも飛行機が降り口まで辿り着けず、滑走路で二十分以上待機
結局、一時間以上もタイムロスして羽田空港を出る破目に
しかし、着陸してみると、確かに酷い雨風雷
逆に良く着陸出来た物だ、とびっくりたまげた
明日も来月十日、熊本県立劇場演劇ホールで催される藤豊会にて演じる「積恋雪関扉」の関兵衛実は大伴黒主の稽古
明後日は再来月の歌舞伎座での歌舞伎公演、昼の部で演じる「鬼一法眼三略巻」の奴智恵内実は吉岡鬼三太の宣伝写真を撮る予定
そして、木曜日には坂東亀寿さんと清元雄二朗さんと三人で金沢の打ち上げをする
血と臓物を全て吐き出す程に杯を上げたいと思っている
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今朝、東京を飛行機で経って石川県金沢市に着き、さっき、石川県立音楽堂邦楽ホールにて明日に踊る清元「三社祭」の舞台稽古を終わらせた
柄にも無く仕事でワクワクしている
こんなに舞台が楽しいのは此処数年、此処十数年、此処数十年
いや、ひょっとしたら自分の初御目見得以来、初めての事かも知れない
自分が楽しみな舞台と云うのは、本当に自分が楽しくなるんだな
そんな事を知るのに随分と長い時間が掛かった物だ
そして、そんな思いで立てる舞台と云うのは一生の内に数回、きっと片手で数えられる回数程度しか経験出来ないんだろう
「全ての毎日、全ての仕事が楽しい」なんて言い切れる程、俺は偽善者ではない
先月の歌舞伎座での歌舞伎公演の千穐楽を迎えてからほぼ、仕事の面はこの舞台の事だけを目標に据えて来た
明日はいよいよ本番
金沢は魚が美味いからな
友達の三味線弾き、清元雄二朗さんと家のスタッフ達とこれから寿司でも食べて、アルコールと薬を控えめにして明日を万全の体調で迎えられる様に、今晩は日が変わらぬ内に早めに寝てしまおう
人生で残り何回踊れるか分からないこの踊りを、俺史上で一番出来良く作り上げる為に
舞台とメンタルは整った
後は俺の身体だけだ
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シルヴィオ・ベルルスコーニの第二審が逆転無罪って
イタリアって国はどれだけ賄賂が平然と罷り通ってるんだよ
流石にミラニスタの僕もそれは支持出来ないね
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馬鹿は何処まで行っても馬鹿でしかない
それに自分で気付いていないから余計に性質が悪い
本当に付ける薬が無い
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今、僕がプライヴェートで非常に興味をそそられているのが通称“津山三十人殺し”等と呼ばれている事件
もう七十年以上も昔の出来事だが、とても心の襞を掻き乱される
此処数ヶ月はその関連の本もノンフィクション、フィクション、それから漫画と問わず購入、読み漁っている
司法省刑事局「津山事件報告書」のコピー
筑波昭氏の「津山三十人殺し―村の秀才青年はなぜ凶行に及んだか」
石川清氏の「津山三十人殺し―最後の真相」、「津山三十人殺し―七十六年目の真実:空前絶後の惨劇と抹殺された記録」
松本清張氏の「ミステリーの系譜」から「闇に駆ける猟銃」
西村望氏の「丑三つの村」
岩井志麻子氏の「夜啼きの森」
横溝正史氏の「八つ墓村」も数十年振りに再読した
後は、押切蓮介氏の「ツバキ」
ざっと挙げて、こんな所か
個人個人で色々な解釈があり、それについついのめり込んでしまう
読み終わった本は大体、飲んだ席でこの事件の話をしたら僕と同様に興味を持ってくれた坂東亀寿さんに貸出中
或る一つの集落の中で村八分の嫌われ者にされ、安全装置であった頼みの綱の姉とも離れ、虐げられ続け体内に孤独を飼い、世の中の全てを敵だと受け取ったであろう犯人が、その犯行に至った心理の深淵の、そのまた奥底を覗いてみたい思いで今、気が狂いそうだ
彼は全てを終えて自分の胸を撃ち抜く瞬間、達成感を得て笑いながら逝ったのだろうか
そうだ、恨み、憎しみ、怒りこそが肉体に最後の疾走と咆哮をさせる絶大なるエネルギーを与える

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「酒に頼るな」だと
大きな世話だ
今のノンアルコールウメッシュのCM、物凄く癇に障るな
| - | 15:58 | - | - | このページのトップへ
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無神経は罪
無神経な人間は死んでも直らない
無神経は最早、生まれ付きの精神的欠陥だから
その機能が最初から備わっていないんだから、何を言っても、注意しても、直る様に助言した所で仕方無い
従って、無神経な人間にはそれ相応の対応しかしない様にしている
だから、無神経な人間には何処まででも無神経に、無礼な人間には何処まででも無礼に、デリカシー皆無の人間には何処まででも全くデリカシー無くなれる
即ち、己が是としない者相手ならば、どれ程にでも罪深くなる事を非と思わないのが苦にならないと云う話
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たまに居るんだよ
尻馬に乗り露悪的センセーショナルにエキセントリックな喧嘩売って来て、その実は「自分が此処に居るんだよ」と、存在を猛然とアピールするだけの、構って貰いたい自己顕示欲と承認欲求が強い馬鹿
それでいて結局、内容は全く無いんだな、これが
自分だけが分かっているつもりなんだろうが案外、そんなのに限って知ったか振ってるだけで不勉強
全く以て品性下劣で頭が悪く、相手にする価値が見えない
生来、僕は揉め事を好まないのでそう云う安い喧嘩は買いたくない
気取っちゃいるつもりなんだろうが、僕の中では人ですらない路傍の愚物
そんな猿に涎垂らして吠えながら足下じゃれ付かれて盛られても、残念ながら相手をしてる時間も余裕も無い
お生憎様
申し訳無いが悪しからず
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この、野々村竜太郎氏なる人物
稀なる最高品質のコメディアンだな
近年、此処まで腹を捩れさせてくれるお笑い芸人にはお目に掛かった記憶が無い
何度観ても飽きないな
佐村河内守氏、片山祐輔被告と並んで今年の三大面白記者会見としたいね
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