歌舞伎役者
四代目尾上松緑
日本舞踊家
六世藤間勘右衞門
己が吐き出す為だけの
取るに足らぬ残日録
無断の転載や
スクリーンショットの盗用等
断じて願い下げる
434
今日はいつも以上に鼻水が垂れて来るのは、花粉がより一層、すごからなのか
それとも、今、点けたTVの画面が薄ら寒くて気色悪いからなのか
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433
彼等のやる気スウィッチは今日の千穐楽まで結局、見付からなかったけどね
ありゃ、多分、元から無いんだろうな
いや、所詮は他人
他人のする事、言う事等、犬の糞みたいな物だからな
自分以外の人間に何かを求める方が間違っていた
他人に期待するのが無駄
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432
いや、楽しかったな
名残惜しいな
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431
此処の所、気持ちのバランスが巧く保てていてコンディションがいい
薬の飲み合わせがいいんだな、きっと
アレルギーの薬と、セディール、ワイパックス、ロヒプノール以外に今、朝にはアーカリオン、ピラセタムと云う薬と、Lフェニルアラニン、ギンコビロバ、ハッピーキャンパーの三種類のサプリメントを飲んでいる
アーカリオンは集中したい事に集中出来、ピラセタムはケアレスミス防止や、注意力低下改善に役立つらしい
また、Lフェニルアラニンは脳のドーパミン分泌量が増えてやる気が出てポジティヴになり、ギンコビロバは記憶力アップの効果
ハッピーキャンパーは日常生活に疲れている時に苛々を鎮めてリラックスさせ、落ち込んだ気分を明るくさせてくれるそうだ
うん、確かになかなか効いている気がするんだよ
手放せなくなりそうな予感
有難い、有難い
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430
「初日から千穐楽までに一歩でも進歩する様に努力するのが大事、特にお前の様に不器用な奴は、一歩進歩しようと思っても半歩も進まない事も多いだろう、だが、その半歩が大切、少しだけでも進んで行こうと、あれこれと考えて苦しみながら千穐楽まで舞台を勤めてこそ、やっと歌舞伎役者になれるのだ」
十七代目市村羽左衛門の小父さんに言われた言葉だ
思い返してみると、本当に僕を表していて、親身になって考えてくれていたんだと、改めて有難く思う
これもまた、心に刻み付いていて、今でも舞台に立つ時は、この意識を頭の中に置いている
不器用な僕でも
いや、不器用な僕だからこそ毎日、内省してから舞台に出る
舞台を終えてからも毎日、振り返る
さて、話は変わる
今月の興行も残り一週間を切った
鈍感は罪
無神経はもっと罪
人に言われても気にしようとすら気付かないのは尚更、罪深い
此処で疑問が一つ
“やる気スウィッチ、彼等のは何処に有るんだろう”
“見付けてあげられないよ、彼等だけのやる気スウィッチ”
弟子や周囲の人が幾ら、押そうとしても、本人が意識して考えていなきゃ話にならない
自分のやる気スウィッチの場所は何処か、それがどうやったら入るのかは他人ではなく、本人が気付かないと全く何の意味もなさない
幕が開く直前なのか
かつらをかぶった時なのか
衣裳を着る時なのか
化粧をしている時なのか
楽屋に入った時なのか
出勤中なのか
はたまた、朝、起きた時なのか
いつなのかは知らないが、彼等が毎日、自分で押しているのは、やる気スウィッチじゃなくてリセットボタン
セーヴデータも全部消えて常に“新しく始める”からのスタート
だから、舞台以前に、思いも意識も考え方も、何も変わらない
そのリセットボタン、もし、まかり間違って長押ししたら電源落ちちゃうよ
そんな状態がこれからもひたすら続くのならば、僕がコンセントから引き抜いてやろうか
いや、所詮は他人
他人のする事、言う事等、犬の糞みたいな物だからな
自分以外の人間に何かを求める方が間違っていた
他人に期待するのが無駄
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429
今、ハードディスクで観終わった
やっぱりね
冠城亘は1シーズンじゃ終わらないと思ってたよ
反町隆史さん、いい味だったからね
僕はかなり好きなキャラクターだよ
こりゃ、来シーズンも楽しみだ
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428
ちゃんと仕事はしてくれよ
する気が無いんだったら、最初に頼んだ時から断ってくれりゃ良かったって云うのに
明らかに自分の所為じゃないのに、ミスの責任を押し付けられてしまうと云う事
実に不本意
自分自身の失敗だったら、そりゃ、止むを得ないんだけどさ
いい加減な仕事して、人の顔に泥塗らないでくれるかな
それとも故意になのか
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427
今月は歌舞伎座の三月大歌舞伎五代目中村雀右衛門襲名披露興行に出演している訳だが
初日から体調不良で休演されていた尾上菊五郎の兄さんが今日、復帰された
舞台でも楽屋でも元気を取り戻されつつあるみたいなので安心した
いや、良かった、良かった
何故だか、僕も今日はいつも以上に力が入ってしまった
いかん、いかん
平常心が一番大事だからね
話は変わるが、昼の部では「寿曽我対面」の曽我五郎時致、夜は「五代目中村雀右衛門襲名披露口上」に列座して後、長唄「関三奴」の奴松平を勤めている
「対面」、「関三奴」の両演目で中村勘九郎さんと御一緒だけれども
今更、言うまでもなく分かり切っているが、素晴らしい役者さんだね
表向き、明言した事は無かったけれど、実は僕は以前から勘九郎さんの大ファンなのだ
これは酔っ払ったら良くする話だから、まさに今、共に飲んでいる坂東亀寿さんや坂東新悟さん、中村梅枝さん以外にも、中村松江さん、中村萬太郎さんとか中村歌昇さん、坂東亀三郎さん、片岡亀蔵さん、市村橘太郎さん、山崎咲十郎さん辺り、いつも飲んでいる歌舞伎役者仲間では「またか」と言われる位
そんな彼と舞台上で御一緒出来る
なかなか恵まれなかった機会なだけに、本当に嬉しく「此処で気合いが入らなかったら一体、何処で入れるんだ」って程に楽しく舞台に出ている
「対面」では、兄の曽我十郎祐成を演じられている
僕の方が年上なのに、嗚呼、何と云う安心感
どんなに利かん坊でやんちゃな弟でも、全て受け止めてくれる懐の広さ
心置き無く魂と身体全てでぶつかって行ける
「関三奴」では、当然、踊りの激上手な人だけに頼れるし、舞台の上で観ていて正直、見惚れてしまうね
非の打ち所無く、華、魅せ方、大きさ、派手さ、美しさ、巧さ、器用さ、可愛い気
僕が何一つ持ってない物を兼ね備えている
はっきり言って、此処まで行くと羨ましいなんて俗な感情は遥かに通り過ぎて、ただただ、憧れてしまう
だから、及びも付かないまでも、勘九郎さんに一歩でも近付ける様、ちょっとだけでも認めて貰える様に一生懸命、舞台に打ち込めている
まだ、公演は半分以上残っている
やっと、神経を参らされた所から来ていた腸炎も快方に向かっているし、明日も楽しみだ
勘九郎さんと中村七之助さん、素敵な兄弟だと改めて再確認
これからまた、何か共演させて貰える事が増えたら有難いな
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嫌な事を言われた場合の潜在意識の使い方
嫌な事を言った本人は大して深く考えていない物だ
他人が何気無く言った言葉に、ショックを受ける程に影響を受けるなんて時間の無駄
嫌な事を言われても「犬の糞みたいな物だから気にするな」と云う話
もう一つ、人間関係のこうしたストレスを減らす為に重要なポイントは「相手に期待しない」と云う事
そもそも、人が言う事にそんなに傷付くのは期待をしているから
余計な期待を最初からしなければ、ダメージは最小限で抑えられる
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