歌舞伎役者
四代目尾上松緑
日本舞踊家
六世藤間勘右衞門
己が吐き出す為だけの
取るに足らぬ残日録
無断の転載や
スクリーンショットの盗用等
断じて願い下げる
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おっと、今日は日記なんか書くつもりは無かったんだが
何と、我が同級生だった人の中でも数少なく仲のいい友の一人、ロックバンド、cali≠gariのベーシスト、村井研次郎さんが歌舞伎座に観に来ているんだね
今、奥さんと一緒に楽屋に寄ってくれたよ
また、この奥さんが美人なんだよな
我が友である事は勿論だが、坂東彦三郎さんの親友でもある彼だからね
襲名の公演に観に来るのは或る意味、当然だよな
短い時間だったけれど話も盛り上がり、今月の追善興行と襲名が無事に幕を降ろしたら近々、彦三郎さんと村井さん(と彼の奥さん)と、痛飲する約束をして、彼は客席に戻って行った
楽しみだね
昼夜の間に膝の水も抜いて、僕の体調も万全
アーティストである我が友の観る前で、我が友の襲名披露で一緒に踊る訳だ
今日も気合いが入らない訳が無い
残り二回だ

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今週頭、今月、歌舞伎座に出演中の坂東彦三郎さんの息子さんの坂東亀三郎さん、尾上菊五郎兄さんのお孫さんで寺嶋しのぶさんの息子さんである寺嶋眞秀さん、それから、尾上菊之助さんの息子さんの寺嶋和史さん、良く楽屋に遊びに来ている市川海老蔵さんの息子さんの堀越勸玄さん
四人めいめいに、僕が持っていた刀(勿論、模造刀である)を一振りずつプレゼントした
亀三郎さんには今月、お父さんが使っている様な白鞘の刀
眞秀さんには朱塗り長尺の二郎刀
和史さんには黒銀雲の鞘の脇差し
勸玄さんには黒塗りの居合い用の大刀
「我が藤間家代々の家宝を譲る」と、大袈裟な嘘を吐いて渡したら、親達の方がギョッとしていたが
勿論、それは冗談
僕のポケットマネーで集めた自分のコレクションの中からのチョイスなだけである
でも、四人が四人共、喜んでくれていたみたいなので何より
我が息子もそうだったし、男の子は皆、刀が好きだね
ただ、振り回すのは構わないけれど、自分が怪我したり、他人に怪我させたりしない様に気を付けては欲しい
毛利元就の“三本の矢”には一振り多いが「少年達が皆で力を合わせて今後の歌舞伎を盛り上げてくれれば」と云う、ロートルの老婆心もちょっとだけ篭っていたりする事は内緒
まるで形見分け
さて、話を変えよう
今月、その歌舞伎座の夜の部「伽羅先代萩」に於いては荒獅子男之助輝秀を勤めている
相手の仁木弾正直則は勸玄さんのお父さんの海老蔵さん
この役を勤めるのは三度目
仁木は一度目は片岡仁左衛門の兄さん、二度目は中村吉右衛門の叔父さんで演らせて頂いた
此処で少し、昔の事を話す
平成十一年の十一月、初めて僕が「倭仮名在原系図」の奴蘭平実は伴義雄を勤めた折(ちなみにこの時の蘭平一子繁蔵は今月、一緒の楽屋に入っている坂東巳之助さんであった)にも「伽羅先代萩」が出ていた
その時は十七世市村羽左衛門の小父さんが男之助をなさっていた
多分、羽左衛門の小父さん最後の男之助だ
僕は興行中の一ヶ月、黒子を着て小父さんに付いていた
大概、この男之助と云う役の化粧は筋隈と云う隈を取るのだが、小父さんは一本隈を取っていた
不思議に思い「何故か」と尋ねてみると、「九代目市川團十郎さんが男之助では一本隈を取った事があるから、今回はそれに倣っているのだ」との事だった
色々と男之助についても、蘭平についても話して下さったな
とは云え、僕自身は個人的には男之助は筋隈の方が見慣れているし、力強く派手ると今でも思う
お客さんも大体の方のイメージはそうであろう
だから、今までも筋隈で通して来たし、今後も十中八九はそうするだろう
でも、今月は羽左衛門の小父さんの十七回忌追善も謳った興行である
使い方は違うが、我等の仕事場には“三日御定法”と云う言葉も有り
また、市村橘太郎さん、山崎咲十郎さんとの男の約束も有り
今日から明後日の千穐楽までの三日間だけ、坂東の小父さんの化粧を真似して一本隈を取って演じる事にする
仁木の海老蔵さんにも話をして許可を貰ったし
恐らくは僕が生涯で三回だけ、三日間だけの一本隈の男之助
これは沢山怒られながらもそれ以上に可愛がってくれ、晩年、特に世話になった坂東の小父さんへの敬意と些少で非力ながらも餞の意味も込めて
次回、演る時にはまたきっと筋隈に戻すだろう
さて、どの位のお客さんが化粧を変えた事に気付くだろう
また、明日、明後日は「いつもとどう違うか観比べてやろう」なんて方がもし一人でも居て下さると幸い
そして常磐津・清元・長唄「四変化〜弥生の花浅草祭〜」
これも残る所、三日のみ
実に名残惜しい
最後まで楽しもう
他の誰でもない僕がね
勿論、油断無く、努めて平常心で
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空からデスノート落ちて来ないかな
それとも、新宿駅の伝言板にXYZ書きに行こうかな
若しくは、闇狩人と何とかコンタクト取れない物かな
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大西英男議員だったっけ
ただの傲慢な呆け老人でしかない
彼が、彼自身こそが手前で癌に罹かってそれが全身に転移してのた打ち回って死ねばいいと思う
政治屋なんて与党野党問わず、結局の所は誰も彼もこんな反吐ばかりだ
自民党が今、一強なのは“自民党が素晴らしい”からでは決してなくて“他党が救いの無い自民党より以上に救い無い糞っ垂れ”だから話にならなくて“他に選択肢が全く無くて止むを得なく”なだけだと云う事実を切に弁えて襟を正さなきゃ駄目だ
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朝っぱらから、乗って30秒も経たない内、公道に出る前にいきなり接触事故起こすタクシーって何なんだよ、一体
何とか無事に仕事には間に合ったし、対向車とかすっただけだから、怪我も無かったけれど、やる気スウィッチはいきなり強制OFFにされた
楽屋に入って皆の御陰で、舞台に上がる前には何とか気分を立ち直らせられたから良かったものの
こう云うのは続く事が多いから
今日は一日、いつも以上に気を付けた方がいいな
しかし、黒のタクシーを運転していると云う事はヴェテランだろう筈なのに
黒いタクシーだからと云って、手慣れて上手い運転手だとは限らないのだな

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日下武史さん、亡くなられてしまったのか
「ヴェニスの商人」のシャイロックや、「鹿鳴館」の影山悠敏伯爵
吹替では「アンタッチャブル」のエリオット・ネスや「ノートルダムの鐘」のフロロー判事等々
素晴らしい演技で心を震えさせて貰った
また、素敵で好きな大俳優さんが一人、逝ってしまった
心から御冥福を祈る
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ProfitP-PROTEIN-ささみプロテインBARと云う物が在るのを御存知だろうか
見た目は何だ
その、魚肉ソーセージ的な奴だ
これがなかなか使えるのだ
一時期、体重が物凄く落ち過ぎて、身体が軽くなったのはいいけれど、瞬発力の代わりに、以前には自分の中に存在した体力、持久力が圧倒的に落ちた事を危惧していた
そこで、去年の十二月に向けてスタミナの有る身体に戻そうと多少のトレーニングを始めた
ジムに通うのは億劫で嫌いだし、長続きしないので、大体は腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを前日より一回でも多くと云うメニュー
後は、出来る時には走り込み
勿論、日本舞踊の稽古は欠かさない
そこで役立つのがこのProfitP-PROTEIN-だ
これを齧りながら身体を動かすと、筋肉を付けるだけではなく、脂肪燃焼を促進させるのにも役立っている気がする
あくまでも個人的感想だが
御陰で、以前は良く痛めていた腰や膝も増えた筋肉に因ってサポートされる所為か、痛みを感じる事も格段に少なくなり、かなり楽になった
肝心の味はプレーン、レモン、ブラックペッパーと有って悪くないから、酒のつまみにもなり一石二鳥
体重と筋肉、体脂肪率、肉体年齢の比率も今が一番いい気がする
後は今以上に顔と背中、太腿に肉が付かない様に気を付けなければいけないな
特に顔の肉は気を付けたい
このささみプロテインBARなる逸物、僕の大敬愛するAmazon先生で簡単に入手出来るし、常日頃から太り過ぎを気にして「VAAMの飲み過ぎで逆に水太りして浮腫むだろう」と云う位にVAAMばかりに頼り過ぎている友人の駄肉の塊
もとい、市川男女蔵さんにも紹介してみた
非常に気に入ってくれたみたいで何よりだ
そして、経口補水液OS-1ゼリー
これも欠かせない
特に、今月の歌舞伎座、團菊祭五月大歌舞伎・七世尾上梅幸二十三回忌・十七世市村羽左衛門十七回忌追善の夜の部で演じている常磐津・清元・長唄「四変化〜弥生の花浅草祭〜」みたいな一瞬、一秒に関わるトライアスロンの様な演目には、舞台裏で拵えをしながら走っている時に、これが実に役に立つのだ
最後に一つだけ話は変わる
それにしても、アナウンサーの宇賀なつみさんまで結婚したのは結構ショックだったな
割とファンだったから
残る僕の望みの綱は青山愛さんだけだ
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先週の「しくじり先生」の江本孟紀さんの回は面白かったし、或る意味、仰っしゃってる事が勉強になったけど、今週の「しくじり先生」は糞詰まらなかったな
面白くもなかったし、勉強になる言葉も無かった
言い訳ばっかりだった
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目出度い月に全くしたくない話
でも、今、放送してるんだから仕方無い
二、三度、数シーン見たけれど、やっぱり
相変わらず、このアニメは酷いな
でも、仕方無いか
ラノヴェを一巻だけ無理矢理読まされたが、途轍も無い時間の無駄だった記憶しか無い
その時から“勉強していない”、“簡単に浅く調べられる事だけしかせず、深い所の取材は投げっ放し”、“脳内の身勝手な願望だけ”、“外側から上っ面を舐めるだけ”で書かれていた感は否めなかった物な
編集者曰く、作者は題材が「好きで好きでどうしようも無く、堪らずラノヴェにした」との触れ込みだったけれども
本当に、本当に好きなのかな
あの同ジャンルのドラマだった奴みたいに「今までとは少し毛色の違う系統だから、もしもあわ良く当たったら、ちょっとばかり小銭稼ごう」と云う位の意図の悪臭しか、僕には漂って来ない
少なくとも表に出すなら、最低限度の勉強と取材はしてからにして貰いたかったね
最低中の最低だ
この書き屋と編集者が作った物は金輪際、二度と読む事は無い
格好良く、スタイリッシュ、尚且つ、掘り下げも深いと思える「昭和元禄落語心中」が羨ましい
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演れば演る程、踊れば踊る程、毎日、課題が出て来る
翌日はどうしようか
それが楽しい
こんな純粋な気持ちが未だに体内に残っていたとはね
身体に多少の疲れや痛みが来ても、気力が遥かに凌駕する
自分でも少し驚きだ
誰の為でもない
まだまだ、僕等はこんな物じゃない
今日より明日、明日よりも明後日
そのつもりでラストまで
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