久し振りに髪の毛を切りに行って、これまた久し振りに前髪を作る髪型にして貰ったら
超息子に似た気がする
そうか
今回、初めて知った
宝島社と云う出版社は言われた事もちゃんとしない
己が犯した間違いを直そうともしない
「間違いだから修正してくれ」との要請すら聞きもしない
依頼された事の確認も取らない
連絡もして来ない
約束も守らない
いい加減な物を作る
その打ち合わせとは全く違う物を勝手に発行して売ってしまう
それで平気な厚い面の皮をしている
碌でもない会社だったのだな
何の編集部かは知らないが、編集長の山崎准氏は詫びに来たにも関わらず、居丈高の上から目線の態度
ずっと不貞腐れて口を尖らせた仏頂面のまま、喋った言葉は「済まない」をただの二言だけ
後は全部を部下に丸投げ
投げっ放しの傲慢無礼
良くあれでリーダーが勤まる物だ
下請け会社、十象舎の原田浩二氏は、何度もやり取りをしていたにも関わらず「記憶に無い」の一点張り
「記憶に無」くて責任の有る仕事が良くぞ出来た物だと仰天して開いた口も塞がらなかった
謝りに来ている筈なのに、謝り方からして至極無礼な連中だった
投げ遣りでやって金儲けして成立している会社も有るのだな
偉そうに踏ん反り返って雑な仕事してりゃ給料が貰えるってんだから、羨ましい限りだ
やった事は“表現の自由”、“言論の自由”を曲解して盾に取った、まさに“ペンの暴力”
それを屁とも思っていない傲岸不遜
あんな輩を相手に、「いい雑誌を作る協力をしよう」と、真剣に話をしていたと思うと不愉快極まりない
聞けば、前回の大相撲の特集の時も、関取衆の名前は間違えるわ、他にもミスはするわ、惨憺たる出来だったらしいじゃないか
金輪際、宝島社とは二度と関わるのはやめよう
奴等が「ジャーナリストで御座居」等と舐めた台詞をほざくのはおこがましい事この上無い
ふざけるのも程が過ぎる
本来なら今日は米子から神戸への移動日の筈だった
一昨日の高梁総合文化会館での公演が延期になり今日、無事に開催されたので、お客さん達に御迷惑と御心配はお掛けしたけれども一息は吐けた
それでも、日が変更になって来られなかったお客さんには「楽しみにしていて下さったのに申し訳無い」と、僕如きからでも一言、詫びは言いたい
そう云った訳で、今日の予定は大幅変更と相なり、朝、バスで鳥取県米子から岡山県高梁まで約二時間移動して、二回公演
終了後に、JRで備中高梁駅から岡山駅での乗り換えを経て新神戸駅に入る行程
一日で鳥取県、岡山県、兵庫県と三県跨ぐ事になった
座り過ぎで流石に腰が辛い
等と、弱音を吐いちゃいられないな
さて、米子と云えば、数年前に死んだ我が弟子、尾上辰巳の故郷である
祖父や父の弟子と云う人達ではなく、純然たる僕の弟子と云う意味では、歌舞伎に於いては一番最初の弟子であった
例え、どんなに気持ちは分かっても
どれ程の強い誘惑が有ろうとも
自ら死を選ぶのは断じて許されない
事だ
ろう
と、思う
ただ、如何に馬鹿な死に方をした馬鹿な弟子でも、愛する可愛い我が弟子であった事に変わり無い
奴とした芝居、立廻りを決して忘れる事では無い
だから、もし、移動日のままであったのならば、神戸に行く前に墓参をするつもりだったのだ
しかし、台風と云う、人間には如何ともし難いアクシデント
僕は時間的に断念せざるを得なかった
仕方無い
奴の墓参は次の機会まで取っておく事にしようか
今はただ、安らかに眠ってくれていればそれでいい
もう、糞っ垂れなこんな世の中の余計な事は考える必要は無い
ちなみに、辰巳のダイレクトの弟弟子であり、今や若い子達を纏めてくれている尾上緑は、尾上辰緑達と共にこの忙しい旅の中、時間を掻い潜って墓参りをしたそうだ
辰緑も緑も、辰巳にはまた特別な思い入れも有ったろうし
彼等には彼等の絆も有るからね
行けなかった僕の分も良く行ってくれた、と、思う
辰巳、愛されているじゃないか
今でも
羨ましい位だ、馬鹿野郎
さて、一方で現実世界に生きている人間の方はやる事山積で大変だ
先ずは、明日の神戸文化ホールに気持ちを向けてね
この旅も後半に入って来た
今の僕を辰巳が見たら何と言うだろう
奴は相変わらず飄々としているのかな
ホテルに着いたらアルコールで身体を清めようか